令和4年度の建築設備士試験に合格しました。
お金を払って資格学校に通っている人がいる中、独学で合格できたことを嬉しく思います。
このブログでは独学で建築設備士試験に合格した学習方法をまとめています。
これから建築設備士試験を受験する人の参考になれば幸いです。
↓1次試験の合格通知↓
↓2次試験の合格発表↓
目次
1. 試験までのスケジュール
試験まで下記のようなスケジュールで学習を進めました。
スケジュール
- 1/25:建築設備関係法令集 発売&購入
- 2/10:学科問題解説集 発売&購入
- 2/28~3/18:受験申し込み
- 3/20:自宅模擬試験 申し込み
- 5/20:自宅模擬試験 受験
- 6/6:2次試験講習会 申し込み
- 6/19:1次試験
- 6/19:自己採点結果確認
- 6/23:過去の2次試験講習会資料購入@メルカリ
- 7/23:2次試験講習会
- 7/28:1次試験 合否通知書到着
- 8/21:2次試験
- 11/2:2次試験 合否発表
試験の5ヶ月前から準備することで直前に慌てて勉強することなく合格できました。
余裕を持って合格したい方はなるべく早い時期から試験勉強に着手できると良いですね。
2. 使ったテキスト
試験勉強に用いたテキストを紹介します。
必要なテキスト
- 過去問(5年分)
- 建築設備関係法令集
- 自宅模擬試験
- 2次試験 講習会資料(2年分)
私の場合、2次試験の製図に自信がなかったため過去の講習会資料(令和元年版)をメルカリで購入しました。
1次試験終了日から講習会まで1ヶ月近く時間がありまして、その間に講習会のテキストを使って勉強したかったからです。
実際、講習会前に過去のテキストを手に入れることで時間的な余裕が得られましたし、講習会においても講師の先生の話がなんとなく分かるような気がしました。
(講習会自体はあまり有意義に感じることができず途中退室しました、、、。)
上記のような理由で、設備の設計に自信の無い方は1次試験の合格を確信した後すぐにメルカリやヤフオクで過去の講習会テキストを購入して2次試験の対策を始めるのがオススメです。
ちなみに私が所持していた令和4年度と令和元年度の講習会テキストは現在メルカリにて出品中です。
建築設備士2次試験講習会資料(令和4年度)テキスト メルカリの購入ページへ!⇨SOLD!!
建築設備関係法令集 令和5年版 /井上書院/国土交通省住宅局建築指導課
3. 【費用】総額¥89,100
建築設備士合格に¥89,100使いました。その内訳を紹介します。
資格取得に必要なお金
- 過去問(5年分)-¥5,000
- 建築設備関係法令集-¥4,000
- 自宅模擬試験-¥5000
- 受験料-¥36,300
- 2次試験 講習会資料(令和元年)-¥15,000
- 2次試験 講習会-¥25,000
決して安くはない金額ですが、どの出費も私には必要だったと思います。
節約できるところがあるとすれば「自宅模擬試験」と「過去の講習会資料」くらいですかね。
建築設備士の合格にはどうしても¥70,000の出費が必要になります。覚悟しておきましょう。
4. 1次試験勉強方法
私の1次試験勉強法を紹介します。
今から紹介する方法で72点の合格ラインを楽々超えて1次試験を通過することができました!
↓1次試験結果(91点/105点中)↓
4-1. 1次試験合格のために必要な学習量
どのサイトを見ても書いてあると思いますが、建築設備士試験に合格するためには「過去問5年分を3回解く」ことが推奨されています。
私も過去問5年分を3周することを目標に勉強しました。
結果としては2.5周目で試験日が来てしまい予定していた勉強量を確保できませんでしたが、合格ボーダーライン+19点の成績を収めることができました。
「過去問5年分を2周」できれば1次試験の合格ラインは超えられると思います。
4-2. 建築一般知識 勉強のコツ
基本的には「過去問を解いて→解説を読んで→理解を深める」ことを繰り返すだけなのですが、知識が0の状態でスタートすると学習が進みません。
そこで建築の知識に自信のない方には「ミカオ建築館」というyoutubeチャンネルを学習の一番始めに視聴することをオススメします。
「ミカオ建築館」は大学の教授で不動産投資家の原口秀昭先生が建築に関する分かりやすい動画を多数アップロードしているチャンネルです。
4-3. 建築法規 勉強のコツ
建築法規は過去問を解き始める前に「法令集の線引き」をする必要があります。
私はTAC出版のサイトを参考に法令集の線引きをしました。
法令集の線引きをした後は過去問をひたすら解くことが大事だと思います。
4-4. 建築設備 勉強のコツ
建築設備分野は問題数が多いのでとにかく諦めずに過去問を解くことが大切です。
計算問題も多く出題されますが毎年同じような問題が出題されるので確実に解けるようにしておくと良いですね。
4-5. 私の過去問正答率の推移
参考までに、過去問5年分を2.5周した私の正答率の推移を載せておきます。科目ごとに分けてみました。
学習をはじめたばかりの頃は半分も正解できない状態でしたが、過去問を解いているうちに徐々に正解できる問題が増えてきました。
↓建築知識一般の正答率の推移↓
↓建築法規の正答率の推移↓
↓建築設備の正答率の推移↓
4-6. 自宅模擬試験の点数
1次試験の一ヶ月ほど前に自宅模擬試験を受験しました。
その時の結果を載せておきます。
↓日建学院 自宅模擬試験結果↓
模試の結果が合格ラインを超えていたので少しホッとした記憶があります。
5. 2次試験勉強方法(給排水衛生設備選択)
続いて2次試験勉強方法です。科目は「給排水衛生設備」を選択しました。
2次試験学習フロー
- 1次試験終了後、過去の講習会資料(令和元年版)を購入
- 過去の講習会資料(令和元年版)精読
- 過去問3年分プリントアウト(令和3,2,1年)
- 過去問(令和元年)を解く
- 講習会参加
- 講習会資料(令和4年版)精読
- 過去問(令和3年)を解く
- 過去問(令和2年)を解く
- 講習会資料(令和4年版)復習
過去問を解く時のポイントは、本番と同じA2サイズの解答用紙を用意することです。
私はA2サイズの用紙を出力できるプリンターがなかったのでA3用紙に分割印刷して対応しました。
↓A3用紙でA2の解答用紙を作成↓
2次試験の勉強で厄介だと感じたところは、「必須問題の記述内容暗記」と「製図問題の機器周りに必要な弁や継手を理解すること」です。
反対に「機器表を作成する計算問題」は出題される問題がパターン化されているので過去問を1回解いてしまえば2回目からは解けるようになると思います。
以上が私の建築設備士試験勉強方法です。
これから建築設備士を受験される方が一人でも多く合格できることを願っています。
建築設備関係法令集 令和5年版 /井上書院/国土交通省住宅局建築指導課